第17回『山滴るふるさと 2024』-大関小夜子メモリアルギャラリー「スキナ エ」展示作品入替
大関小夜子メモリアルギャラリー「スキナ エ」展示作品入れ替えました!
まだ少し肌寒く感じる朝夕ですが、昼間はとても暖かく、外での活動が気持ちいいこの頃。窓から見える木々の緑がとてもきれいに感じます。
17回目を迎えた今回の展示は、たぶん今頃の季節から夏にかけての磐梯山を描いたと思われる作品を展示しました。
夕映えの背景にその緑をより色濃く存在感を示す磐梯山、うっすらとした青空に穏やかな黄緑色の若葉をまとったような磐梯山、頂上付近に輪のような雲が加えられた磐梯山、麓付近は茶色く土か紅葉っぽい夏の終わりを感じさせる磐梯山など、少し不思議な感じのする磐梯山、麓付近は茶色く土か紅葉っぽい夏の終わりを感じさせる磐梯山など、夏の雰囲気の漂う作品を選んでみました。
題して、『山滴るふるさと 2024』
また、詩集「さよこの夢」からは『旅』という作品をご紹介します。こちらの詩は以前、第13回展示「きっと春だから2023」(2023.4.3~)でもご紹介しておりますが、小夜子さんがいわきで暮らしているときに、ふるさとの会津を離れた時のことを思い出しながら綴っていたのではないかと思われる作品です。さみしさや不安を覆い隠すかのように、希望をもって日々過ごしていたように感じます。いつかはふるさと会津に戻ることを願い、いわきでの生活を旅と表現していたのかもしれません。
あわせて、るんびにい美術館さま(岩手県花巻市)で開催いただいた、個展『大関小夜子展-ふるさとへ-』(2023年9月15日から今年の2024年1月22日)で使われた写真パネルから、小夜子さんがふるさと会津の当施設アガッセに入所されて間もなく、施設の外周で撮影されたものを一緒に展示いたします。写真はふるさとの山として生涯描きつづけた会津磐梯山を遠景に、小夜子さんが左手でピースサインを決めています。
どうぞ小夜子さんの作品に、ゆっくりとさまざまな想いを寄せてご覧いただければ幸いです。アガッセホームページ上にも『大関小夜子メモリアルギャラリー「スキナ エ」web version』として専用のページを設置し、これまでの展示作品もご紹介しておりますので、どうぞご覧ください。
実際の展示をご覧になりたい場合は、アガッセ正面玄関から入りましてすぐの事務室にお声がけいただければと思います。
ブログ担当:T.kimura