第18回『ドレスの願い 2024』-大関小夜子メモリアルギャラリー「スキナ エ」展示作品入替
大関小夜子メモリアルギャラリー「スキナ エ」展示作品入れ替えました!
アガッセの周りの樹木も赤や黄色や茶色が色濃く、深まる秋の色彩が冬の訪れを静かに待ち構えているように感じます。
18回目の今回の展示作品は、色とりどりのドレスです。
クリスマス、年の瀬、新年を迎えようとするこの季節、なんとなくお祝い気分も高まって、きれいなドレスに包まれてみたいと願うこともあるかと、『ドレスの願い2024』というテーマにしてみました。ドレスの作品の展示は3年前、第5回「ドレスでおでかけ2021」(2021年6月1日~)として行っていますが、その時とはまた別の作品となります。
小夜子さんは、指輪やネックレスなどのアクセサリーが大好きで、外出して買ってくるとちょっと自慢気にきれいでしょと言って見せてくれていました。時々身に着けておしゃれをして外出していました。きっと、ドレスの絵を描くときも、アクセサリーをどうしようか、どんなのがいいかなと思いを巡らしていたかもしれません。
また、詩集「さよこの夢」からは『大きなつばさを私にください』という作品をご紹介します。大空を自由に飛び回ることができる鳥のように、自分にも翼があれば・・・という想いが素直に感じられます。きっと、自由に行きたいところ行ったり、会いたい人あったり、もしかしたら、誰かのために大きなつばさをくださいと、星の王様に願っていたのかもしれません。
きれいな、可愛らしいたくさんのドレスの作品にも、小夜子さんのいろいろな願いが込められていたのかもと感じます。
あわせて、るんびにい美術館さま(岩手県花巻市)で開催いただいた、個展『大関小夜子展-ふるさとへ-』(2023年9月15日から今年の2024年1月22日)で使われた写真から、わたぼうしコンサートに参加されていた時の写真を展示いたします。おそらく、車いすダンスに参加してステージ上で披露されたときで、2002年のことと思われます。当時、小夜子さんは打ち合わせや練習などにも出かけ、頑張って取り組んでいたことを思い出します。
どうぞ小夜子さんの作品に、ゆっくりとさまざまな想いを寄せてご覧いただければ幸いです。アガッセホームページ上にも『大関小夜子メモリアルギャラリー「スキナ エ」web version』として専用のページを設置し、これまでの展示作品もご紹介しておりますので、どうぞご覧ください。
実際の展示をご覧になりたい場合は、アガッセ正面玄関から入りましてすぐの事務室にお声がけいただければと思います。
ブログ担当:T.kimura