アガッセの正面玄関を入って、廊下を少し進むと右側の壁には、絵画を中心とした作品、美術作品が展示されている「アガッセギャラリー『ミランショ』」が設置されています。皆さんに少しでも美に触れる機会になればという思いと、また、創作活動の意欲の向上などになればと思って数年前から開設して、折を見て様々展示しています。

この度、２０２０年９月１日より、新たな展示として、通所生活介護をご利用いただいている、金川通さんの絵をポストカードにしたものを作品として展示しております。

 

金川さんは自分のノートや画用紙にいろんなものを色鉛筆で描きます。昔見たテレビ番組の内容であったり、小さいころの思い出だったり、好きな食べ物や名産品だったり。時にそれらの絵には自身の想いがつづられていたり、時には絵に合わせた物語が添えられていたりしています。絵も言葉も独創的で、しかもとても可愛らしいほっとするような、なんとも言えない魅力的な作品です。

 

 

２０１６年に開催した第１４回アガッセ作品展示会では金川さんに書いていただいた絵をポスターに使わせていただいたり、展示会では物語風の絵を絵本にしたり、ポストカードにして出展したりしました。

 

その自由に描かれているものを、トリミングやレイアウトなど編集の手を加えて、ポストカードにしてみました。そのため、魅力的な作風が十分に伝えられるか少し気になりますが、絵やキャラクターのかわいらしさは感じていただけるのではと思います。

今回は、原画となっている絵を２点、ポストカードを９点展示しています。

コロナ禍の中、アガッセに立ち寄っていただくことは難しいのですが、利用者様、職員が廊下で立ち止まり、素敵な作品に心和ませる様子が時折見られています。いつか近いうちに、多くの方に見ていただける日が来ること祈っています。

 

【展示作品など】